一期一会 Sweets for my SPITZ 価格: 3,045円 レビュー評価:4.0 レビュー数:56 スピッツの、誰でも知っているヒット曲から隠れた名曲までを、豪華アーティスト陣がカヴァーした「スピッツ・トリビュート・アルバム」。松任谷由実をはじめ、椎名林檎、奥田民生、中村一義ら、まったく異なる音世界をもつアーティストたちが参加した、スピッツのファンならずとも大いに気になる1枚である。 超有名な原曲と真っ向勝負して自分たちらしさを出した羅針盤の<2>や、原曲に輪をかけてナイーヴな表情を見せるGOING UNDER GROUNDの<12>、原曲とはまったく異なる「風景」を示す小島麻由美の<13>など、聴きどころは多い。各アーティストが工夫を凝らして、スピッツ本人たちでさえ気づ |
南半球 価格: 2,100円 レビュー評価:3.0 レビュー数:3 「仏作って魂を云々…」なんて野暮なことはいい加減聞き飽きた。
日本のシティポップスが誕生してから約30年。川の流れのように脈々と
続く心地よいメロディに誰が文句をつけられようか。
伊藤銀次の申し子のようであり、シュガーベイブの生まれ変わりのようであり、
ブレッド&バターの愛弟子のようであり、田島貴男在籍時のピチカートファイヴの
グルーヴを保ったスピッツの異母兄弟のようであり。
時に懐かしく、しかし新しく。普遍的な色彩を変幻自在に放つところは、
まさに“幻灯機”ならではの音像である。
鈴木翁二の漫画 |
The Many Moods of Smiley Smile 価格: 2,415円 レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 Lampの「面影」が聴きたくて購入したんですが完全にトルネード竜巻にやられました。 空気公団や大貫妙子さんのような「みんなのうた」にでてもおかしくないような歌に いつの間にやらノイジーなインストで完全にファンになりました。 それ以外も心がわくわくするようなコーラスワークのANATAKIKOUなど気になるバンド、個人が多々いました。 もう日本の(USもだけど)音楽シーンのメインストリームは飽和状態でまったくつまらないものだけど アンダーグラウンドにはこんなにもいい音楽があるってことを知るにもいい一枚だと思います。 今までクリンゴンはまったく好みじゃなかったんだけ |
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花喰幻燈機 価格: 950円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 ★4の中。
著者の3冊目。
またも成年マーク無しの全年齢向け一般販売なため無論、何も見えません。
巻頭カラー4頁含む、少女型看護ロボットのお話『ななのゆくひ。』および、キャラは異なるものの同一の世界観で描かれた『ナーサリーライム』『ホーム・スイート・ホーム』。
母が淫売で村八分な少女のセツナサと、欲望に真っ正直な想いが込められた『夜千代』の物語『極東ニ夜ガ降ル(前後編)』および『あめのちあめのふるまち』。
見かけは弱虫でも真の強い少女と、男の子みたいに振る舞うけど流されやすくて依存心の強い少女による、百合物 |
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いつものように 価格: 2,800円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:4 個人的にはあまり邦楽を聴かないのですが、このアルバムの1.2曲めを聴いて、ギルバートオサリバンにイメージが重なり購入しました。 すべて通して聴いてみると、あまりそういうイメージは持ちませんでしたが、とても柔らかい音で、耳当たりがよく、誰かに似ているからという理由ではなく、ゲントウキというバンドがとても気に入りました。 聴き始めは、コード進行が面白いなあと思いましたが、全体的にはオーソドックスで安定感のある楽曲で、飽きがすぐ来そうな商業的なメロディではありません。 お勧めは12の鈍色の季節です。哀愁が漂い余韻の残る良い曲だと思います。 |
幻燈名作劇場 価格: 2,500円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 自分がこのアルバムを気に入っている理由は、曲の良さです。、「さらば!」「いちもくさん」あたりの新鮮で、飽きのこないメロディーとアレンジにすっかりはまってしまいました。軟弱なボーカルは好みが別れるところで、自分はどちらかというと嫌いな方なのですが、それでもゲントウキの曲は大好きで、何度も繰り返し聴いています。このベスト盤も当たり曲の多い当たりアルバム!です。 |
幻島記 (文春文庫) 価格: 460円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 とにかく各作品の質の高さに驚きました。 この本はかなり以前に書かれたものだけど、全然古くなってないし、今どき、一冊の短編集の中でこれだけ粒の揃った作品を並べられる時代作家、というより作家はいないのではないでしょうか? 逆に今の作家たちのレベルが落ちていることを痛感させられ、暗澹たる気分におちいってしまいましたが…。 時代小説ファンならぬ人にも、ぜひ読んでもらいたいです。 個人的には「一炊の夢」がよかったなあ。 |